萩本たこの生き物観

 

タク・ア・ラ・ジーマは、世界のどこかにある無人島。

人は、、、もしかしたら探検家などがたどり着いた事があるかもしれませんが、誰にも知られていない謎の島。

 

不思議な生き物たちが、勝手に自由に生きています。

 

 

ファンタジーっぽい設定なので、つい、住人(謎の生き物たち)達に、人間の言葉をしゃべられるような事を思いついてしまうのですが、それはやらないようにしています。

 

なぜかというと。

 

人間は、つい人間が一番地球で優れていて、進化している生き物だ。って思ってしまいがちなんですが、実際のどんな生き物も、その進化の一番先端に生きていて、それぞれの生態や体の機能や、時には文化を持っていて、それは人間とは異なるものだ。

... と思っていて、だから、いろんな生き物を擬人化して、人間っぽく表現する事に抵抗があるから、、、なんです。

 

 

ちょっと堅苦しい話になってしまうのですが、、、

 

私の家には猫が2匹います。
猫たちは、まぁ面白く、すごい人間っぽい事をしたりする時があるんですが、私的には、人間っぽいんじゃなくて、たぶん進化の果てに、同じような行動や感情みたいなものを獲得してるんだろうな..  と考えたりするのです。

 

最近は研究も進んで、動物(哺乳類)だけでなく、鳥や魚や昆虫までも、文化や言葉を持っている。なんて言われるようになってきて、ああ、本当にそれぞれの生き物がすごい進化をしてきてるんだな。と感じているのです。

 

私は、生き物だ大好きです。

 

だけど「どんな生き物も殺すな」という考え方ではありません。

家に入ってきたゴキブリや蚊は抹殺!するし、肉も卵も食べます。

だって、他の生き物たちだって、食べたり食べられたりだから。

 

でも、人間の好ききらいや文化で、害虫になったり外来種になったりで、殺すことが正義だ、というようにじゃんじゃん殺されるのは、心が痛みます。

 

なんかねー

うまいこと共生できたらいいのにな、とよく思います。

 

つらつらと... 書きましたが、そんな感じのことを日々感じていて、

だから、いろんな奇妙な生き物たちが、それぞれ勝手に自由気ままに、たまに交わったり離れたりしながら一生懸命生きている島があるといいなぁ、と思って、このタク・ア・ラ・ジーマという島の世界ができたのでした。

 

これからも面白い生き物たちが、どんどん発生したらいいな、と思っています。